「何よりも自分の努力が大切! 読解力を高める“読書”」

 私は、三年生から塾(サカモトセミナー)に通い始めました。
 なぜ、この塾を選んだかというと、一日一教科三時間の集中授業、充実した入試対策、少
量の宿題、そして、何よりも自分の努力が一番重要だとする考え方がとても気に入ったから
です。
 この考え方は、受験を終えた今でも大切な事として私の心の中に残っています。
 志望校を決めたのは六年生の夏で、それまでは四天王寺中学校とどちらにしようか迷って
いましたが、最終的に神戸女学院中学部に決めました。
 その理由は、神戸女学院の自由な校風や雰囲気がとても素敵に思えたからです。
 私にとって役に立ったのは、塾が作ったまとめのプリントです。理科、社会専門の先生方が
大事な要点や入試に出そうなところ、また、覚えなければいけないところをわざわざコピーし
て作ってくれました。
 理科や社会では覚える事が大切なので暗記するまで見続けました。
 国語では、とにかく文章題を解くために本を大量に読みました。読解力をつけるには本を読
まなければいけないと先生がよく言っていたからです。
 それに、ただでさえ私は算数で差がつくのでその差を埋めるため、必死に本を読んで読解
力をつけました。
 算数は、やはりよく講義を聞いて理解する事が重要です。それに、公式を暗記するのは何
の意味もなく、自分で考えて問題を解くのが一番大切です。
 六年生の夏休みは、とにかく学力を完成させるために勉強をしました。
 秋から冬にかけては、勉強の追い込みが激しくなりペースも速くなってきました。
 また、早くから塾に来る人も多くなってきました。
 冬休みは入試に向けて最後の追い込みをしました。理科では今まで習ったことの復習や
暗記をし、社会では改めて暗記をしたり忘れているところのチェック、国語では文章題を何回
も解いたり、過去問をいろいろしたり、四字熟語や慣用句を覚えたりしました。
 算数では、今までにした問題を復習したり数字を変えて改めてしたりしました。
 また、外から帰ってきたら必ずうがいや手洗いをしてインフルエンザにかからないよう気を
つけました。
 一月に入ってからは、授業を始める前に自習をするようになりました。
 神女の過去問を時間を決めてしたり、先生からプリントをもらってそれをしたり、まとめのプ
リントを暗記したりしました。
 大谷中学校を受ける時、先に別の学校を受けて合格していた人もいたのでとても不安にな
ることがありましたが、自分の今までの努力を信じて入試に臨みました。その結果合格でき
ました。
 二回目の入試だったために大阪女学院中学校はかなりリラックスして受けることができま
した。
 この二回の入試からあせらずに、落ち着いて問題に取り組むことが大切だとわかりました。
 神女入試の一日目は、とても緊張してしまい、いろいろなミスをしてしまいました。
 神女入試の二日目では、国語の最後の方の問題ができなくて、もう少し時間があればと
何回も悔やみました。
 体育実技などでは、予想して練習していた二重跳びが出来たので少し安心しました。
 合格発表のあった日は、朝からとても落ち着かず不安でしたが、合格の二文字を見たとた
ん、言葉に表せないくらいの喜びを感じました。
 この三年間の受験勉強で私は、どんな事でも自分で努力するのが一番大切だとわかりま
した。

「重要点にアンダーラインを! P・フランクルの本は楽しい」

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「本当に実力がつくのは復習! 夏休みは苦手克服のチャンス」

「本当の勉強を教えてくれた先生に感謝! 苦しい講習はとても身についた」

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